秋は本当に空き巣が増える時期なのか、その背景と対策とは
秋は空き巣が増える傾向にあるということをご存じでしょうか。考えられる要因はいろいろあり、実際にそのような統計もあるようです。どうして空き巣が増えるのかという理由と共に、秋は今一度防犯対策を見直してみましょう。
神奈川県警察の令和5年のデータによると、年間750件発生のうち、最も多い月が10月の82件、続いて11月77件、さらに9月57件と発生件数の比較的高い時期になっています。令和4年についても、9月55件、10月83件、11月79件とやはり“秋は空き巣が多い”という傾向にあります。
秋に空き巣が増えるとされるのは、次のような季節的背景があることも影響しているともいわれています。
・エアコンが必須の真夏と違い、暑すぎず寒すぎない秋は窓を開ける機会が増える時期です。例えば、ちょっとしたゴミ出しやお買い物など、短時間の外出時に窓を閉め忘れることが増える可能性があります。
・日照時間が短くなる時期で、秋ともなれば日は早い時間に落ち、暗い時間帯が増えます。視認性が悪くなる暗い時間帯に空き巣などが増える傾向にあるなど、日照時間の短さも関係しているといわれます。
・また、秋は行楽シーズンでもあり、旅行や運動会、文化祭などの学校行事も多くなる時期でもあります。こうした理由から自宅を長時間、あるいは長期間留守にする機会が増えるかもしれません。
前述の理由から秋は防犯対策を強化する、いつも心がけている方であれば再確認する時期にしたいものです。具体的には次のようなことを実施しましょう。(写真は「ファスナーロック鍵付き」日本ロックサービス)
目に見える防犯対策は大切であり、侵入者から狙われやすい、あるいは諦めやすい環境作りが重要です。といっても住まいや家族構成などによってリスクや対策も異なってきます。
これらご紹介したことを参考に、ご不明な点や対策を検討している方は、専門のプロに相談してみることをおすすめします。